心理職の「新しい働き方」のヒント
以前、心理職の働きかたはもっとフレキシブルに考えてみてはどうか、とか副業も考えてみようよ、という記事を書きましたが、
既存のビジネスの中で
「心理職ならこんなアイデアを出せるんじゃないか」
という頭の体操になりそうなものを見つけました。
リクルート社のサンカクというサービスは、社会人向けのインターンシップや副業のマッチングサービスです。
このプラットフォームを通じて、現在の職を続けながら他の企業やプロジェクトに参加し、自分のスキルを活かしながら新たな経験や人脈を築くことができます。
他の人材募集サービスと異なるユニークな点は、現在の職を辞めずに他社のプロジェクトに「参画」することを前提にしています。そのため、参加者は新たな経験やスキルを得ながら、自分のキャリアを拡張することが狙えます。
また、企業の課題解決や事業成長のために、1対1やグループディスカッション形式での意見交換が行われます。
あくまで「よそ者」として「参画」することを狙いとしたサービスですので、「異なるバックグラウンドを持つ者」として新しいアイデアを遠慮なく出すことができます。
企業側の都合だけでなく、協力する側もアイデアを提供するパートナーとして双方向的・コラボレイティブに仕事をすることが期待できます。
現時点で心理職そのものの募集は殆ど見られませんが、先に述べた通り、「異なるバックグラウンドの者による協力」がメリットのサービスなので、いろいろ見てみて「この案件ならこんなアイデアを提供できそうだ」と楽しみながら頭をひねってみるのもおもしろいのではないでしょうか。
成功する人は占いを信じる
心理職も科学者ですので、占いやゲン担ぎというものは基本的に科学的根拠のないものだということ思うでしょう。
ひょっとすると、そういったものを信じることをナンセンスだと思ってしまうかもしれません。
しかしビジネスの世界では、成功している人に商売繁盛の神社にお参りに行ったり、風水にこだわる人が少なくありません。
それはなぜでしょうか。
この記事では、占いや縁起を重んじることが、ビジネスの世界で成功を収める人々にどのように役立っているのかを探ってみます。
運命を信じる心理とは?
人間は古来より、未来を予知しようとする本能を持っています。この欲求は、不確実な未来に対する不安を和らげ、コントロール感を持つために存在します。
占いや縁起を大事にする行為は、この不安を軽減する手段として機能します。
信念の力は、人々が直面する恐れや疑問に対して、一種の精神的なサポートを提供するのです。
行動を起こす勇気
占いや縁起を信じることは、人々に前向きな行動を促す強力な動機付けとなります。
例えば、良い結果を示す占いを信じることで、ビジネスでのリスクを冒す勇気や、新しいプロジェクトを始める際の自信を得ることができます。
この信念は、「運命が味方している」という感覚を生み出し、挑戦に対する恐れを減らします。
行動しない人々との比較
占いや縁起を否定し、合理的な判断のみに依存する人々もいます。しかし、このアプローチは、機会を逃すリスクを高めることがあります。
完璧な条件や確実性を求めて行動を先延ばしにすることは、ビジネスの世界で重要なチャンスを逃す原因となることがあります。
たとえ科学的根拠のないことでも、それを決断のきっかけと捉え、アクションを起こすこと、つまり行動力を向上させる一助としても、占いや縁起は使えるのです。
運命や星の配置が私たちの日々の選択やその結果に影響を及ぼすと信じる文化は、古代から現代に至るまで世界中に存在します。
特にビジネスの世界では、成功の鍵を握るのは数字やデータだけでなく、時には目に見えない力や縁起の良いサインも重要な役割を果たすことがあります。
占いや縁起物を信じることは、一部の人々にとっては根拠のない迷信と見なされがちですが、実際にはこれらを大事にすることが、なぜビジネスでの成功につながるのか、その背後には深い理由があるのです。
ネットでやってみた副業の実際
前回は病院にいた頃にやった副業を紹介しましたが、今回はネットで探してやってみた副業を紹介します。
【性格理論に関するライティング】
big five理論についての記事を書きました。
正直なところそこまで詳しくなかったので、信頼できる文献をあたりながら作成しました。
そのあたりが少し面倒ではあったものの、そこまで文量も多くなく、自分の勉強にもなってまずまず「おいしい」仕事でした。
【ヴァーチャルカウンセリングの被検者】
アバターと録音された音声を用いたカウンセリング場面をクライエント側で体験し、専門職としての立場から「よりベターな言葉の選び方」「予測される反応」「受けてみての感想」といったものをフィードバックしました。
拘束時間が1時間程度と短く、準備や後作業も無かったのでラクでした。
そのようなモノを作れるくらいの資本がある依頼主様だったこともあり、時間・労力の割合でいえばこれもおいしい仕事でした。
心理面接は生身の人間がやってナンボだろう、と思う方もいらっしゃるでしょうが、この試みがどのように今後発展していくのか楽しみです。
【アプリの監修】
リラクセ―ション系のスマホアプリの監修にも携わったことがあります。
作成された文章をプロの朗読家が読み上げる、というものなのですが、その文章の添削をしました。
添削です。文章そのものは他人が書くので、それを専門書とにらめっこしながら「こんな言いまわしにしたほうがいい」「ここは削りましょう」「もっと詳しく言及したほうがいい」といった意見を出すだけです。
インプットしたものを自分の言葉でアウトプットするのは意外と大変なものですが、そこは他人がやってくれてラクなのに、自分はがっつり勉強できてとても有意義でした。
また、アプリの監修者に自分の名前が入るので実績アピールにもバリバリ使えます。
【オンラインカウンセリング】
心理職の副業としては王道でしょう。
手軽に始められ、自分のスキルアップ・キャリアアップにも思いっきり貢献します。
自分一人では敷居が高いので、企業で運営しているところに所属させてもらいました。
面倒なことはその企業側でやってくれるし、継続ケースも複数得られて、良い小遣い稼ぎになりました。
正直なところ、当時私は大学院を出てから心理面接はやっていなかったのでビビりはありましたが、
「心理屋なら心理面接やってナンボじゃろがい!」
と思い切って飛び込みました。
意地悪な先輩からも「心理面接やったことない奴がやってもクライアントに迷惑かけるだけ」とバカにされましたが(その先輩は大学院時代から心理面接は陪席しかしたことがないとか…)
「やったことがないからできない」では
いつまで経ってもできない
んですよ。
もちろん、さすがに自身なかったのでスーパービジョンも受けました。
稼いで、そのお金をスーパービジョンに使うことで自分の成長も加速したと思います。
といくつか紹介しましたが、
・継続的にできる(=安定した収入になる)
・経験を重ねてスキルアップできる
といったメリットを考慮すると、オンラインカウンセリングが万人向けだと思います。
人脈で得た副業
病院に勤めていたころ、豊富な人脈を持つ医師からの紹介でいくつか仕事を請け負い、副収入を得たことがあるので今回はそれを紹介します。
正直なところ、当時若手の部類だった私が依頼をいただいたのは運だったので、誰でも再現できるかというと微妙なところです…
【専門誌への寄稿】
報酬:文量にもよるが1~3万円くらいまで期待できる。ネームバリューが上がればもっと上がるのでは。
専門誌なので用語の使い方や引用文献などもきっちりしており、また監修者のクセで「そこはそのままでいいでしょ…」というようなところでダメ出しが出たりと、なかなかしんどい作業でした…
報酬額は良かったので、知識・執筆能力に自信のある人にはお勧めです。
【講演(一般市民向け)】
報酬:1~2万くらいが相場では?規模やネームバリューが上がればもっと期待できるでしょうが。
一般向けの講演なので、上記の専門誌への寄稿よりはゆるい内容でした。
ただ、聴衆が何を期待するのか、専門的な内容をどこまで嚙み砕いて説明できるかはかなり工夫がいるところですし、十分な準備も必要なので、決して楽な仕事ではありませんでした。
さて、次回はもっとお手軽に取り組めるクラウドソーシングでやった副業をご紹介しようと思います。
副業禁止の職場でも考える、仕事との両立術
収入を増やすために副業をやってみたい、という方も多いと思いますが、職場によっては副業禁止と言われているところもあるかと思います。
私の場合は病院に勤めていたのですが、そこでは
「常勤職員は他の事業主と雇用契約を結んではならない」
という規則がありました。
ですが、病院なので講演や物書きで謝礼をもらっている人は当たり前にいました。
医師だけではなく、薬剤師や理学療法士・作業療法士などもそのようなケースが多々ありました。
業界的にはごく当たり前なことですが、それがなぜ就業規則違反にならないのか、ずっと疑問に思っていました。
が、よくよく考えてみると講演や寄稿は雇用ではないんですよね。
そこで、「じゃあ雇用じゃなきゃいいじゃないか!」と気づきました。
で、講演や寄稿はどういう働き方なのか?と考えたところ、
「こういう仕事をお願いします」と依頼する/される形態であり、
業務委託
という言葉がフィットすると気づきました。
そこで心理系の業務委託案件をググったところ、数はそこまで多くないものの(占いが出てくる出てくる・・・)、いくつかめぼしいものがあり、それで何件か請け負って小銭稼ぎをやっていました。
どんな仕事をやったかは別の記事で紹介しますが、それらの仕事をやるにはお金のことだけではなく、自分の学びにもなったので、本当にやって良かったと思います。
さまざまな理由で副業禁止を掲げている職場は未だに多いですが、原則としては副業をする権利は認められています。
最も基本的な法律である憲法でも
「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する」
ことを定めています。(日本国憲法第22条)
ただし、職場側もそれなりの根拠をもって規則を定めているわけなので、「憲法でも保障されている権利だオッケーだぜウェェーーイ!」でやみくもに手を出すのは危険だと思いますが、就業規則をよく見て、副業を認められるケースがないか検討してみる余地はあるかもしれません。